ELEKIBASS 4年ぶり4枚目のフルアルバムリリース決定


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ELEKIBASS 4年ぶり4枚目のフルアルバムリリース決定

ELEKIBASS
“Theme of Melancholic Matilda”

m1 se
m2 Yeah Yeah Yeah
m3 Don’t Stop Believe in Music
m4星降る夜にきらめいて(STAR LIGHT)
m5 Garden Party
m6 Mayinside
m7 Roller Coster
m8 Good Morning Blues
m9 Cecilia
m10 自警団(Preservation Society)
m11 se2
m12 Behind Her Parasol
m13 Weekday
m14 Theme of Melancholic
m15 Where are you in your tomorrows party
m16 Who do you love
m17 Waikiki Rhythm

WAKRD-060
値段:2000yen
発売日:2016/11/09  流通:Bridge

ELEKIBASS
1998年に結成し、強い海外志向を持ち、後にアメリカで人気バンドとなるOf montrealと早くから交流を重ね、
現在までに7度のアメリカツアーを実施。
一方、国内でも渋谷系の流れを組むバンドとしての評価も獲得。
また、自ら主宰するレーベルWAIKIKI REOCRDからは国内外のアーティストの作品を数多くリリースしている
サカモトヨウイチ率いる60年代後半のブリティッシュロック、ブルース調のリズム、ミュージックホールメロディー、
そして風変わりなサイケデリックさの要素をあわせ持つバンド、ELEKIBASS。
2016年8月にアメリカのジョージア州アセンズで開催されている、インディポップミュージックのフェスティバル
「Athens Popfest」へDeerhoofやElf Power、DANIEL JOHNSTONらとともに出演、
アメリカでの7inchiレコードシングルのリリースがこの秋決定、今作が4年ぶり4枚目のフルアルバムになる。

 

 

ウチタカヒデ(音楽研究家/WebVANDA)によるレビュー

 

日本随一のパーティー・バンドであるELEKIBASSのニューアルバムをこうして紹介できる喜びは、何事にも変えられない。

2014年のミニアルバム『Home Party Garden Party』(WAKRD-044)から早2年が過ぎ、待ちわびていたフォース・フルアルバム『Theme of Melancholic Matilda』がリリースされる。

親しみを込めて彼らのことをエレキと呼ぶが、エレキの魅力はなんと言ってもライヴ・パフォーマンスだ。一度のそのピースフルなヴァイヴに触れれば、虜にならない者はいない筈である。

そんなヴァイヴをガラスの小瓶に詰めてコルク栓でとじ込めたのがこのアルバムといえるだろう。

プロデュースはリーダーでヴォーカリスト兼メイン・ソングライターの坂本陽一と、三人目のエレキと称されマスタリングまで担当するマルチプレイヤーの河合基嗣が共同で手掛けている。

レコーディングには坂本と共にコア・メンバーであるギタリストの亀田JPをはじめ、不動のサポート・メンバーが参加しており、Of Montrealの元メンバーでCasper & the Cookiesのジェイソン・ネスミスがドラマーとしてゲスト参加しているのも注目である。

 

では主な収録曲の解説に移ろう。導入部SEから導かれる「Yeah Yeah Yeah」はゆるいビートに乗った冒頭のご挨拶といったナンバーで、このバンドのアクセシビリティをよく表している。

「Don’t Stop Believe in Music」は骨格からホーン・セクションまでスタックス・ソウルを源流とするロックンロールだが、亀田のギターを聴いていると明らかにニューウェイヴ以降のサウンドであるのが興味深い。

この後は前作『Home Party Garden Party』収録の2曲が続くが、「星降る夜にきらめいて(STAR LIGHT)」は同ヴァージョンを収録。アフロビートにハイライフ・スタイルのギター・カッティングが新鮮で、キーボーディストのミサワマサノリも参加したコーラス・パターンも非常に効果的だ。

米インディーポップ・レーベル「ELEPHANT6」の設立者で、 The Apples In Stereoを率いるロバート・シュナイダーから提供された「Garden Party」は異なるヴァージョン(の様)だが、完成度の高さではこちらに軍配が上がる。こんなリードトラック・クラスの曲を提供されるとは、エレキとELEPHANT6人脈との絆の深さを感じさせられる。

迷宮に迷い込んだようなコード進行と変拍子を持つ「Mayinside」はミサワの提供曲で、前後のビート曲に挟まれていることで効果的に響いている。歪んだウーリッツァーの音が効いている「Roller Coster」ではマルチプレイヤーである河合の構築力が垣間見えて興味深い。

そしてまさにホームパーティー感覚の「Good Morning Blues」へ続き、ライヴでもお馴染みであるNRBQの「Cecilia」のカバーがエレキらしいアレンジで立て続けに披露される。

アルバムも後半に入り変化球が欲しいところに位置するのが、坂本のヴォーカルに深いリバーブが掛かった「Behind Her Parasol」である。美しい長調のバラードで新境地的なサウンドが実に心地よい。イントロからビーチ・ボーイズの匂いがする「Weekday」は個人的に好きにならずにいられない。コーラス・アレンジやパーカッションのパターンなど聴きどころが多く、サビの解決はフォー・シーズンズにも通じるからこれまたたまらない。

タイトル曲と「Where are you in your tomorrows party」は共にミサワの提供曲で、彼のソロユニット“Like This Parade”の世界に近く、このアルバムの側面を担っている。特に後者はサイケデリックな手法が懐かしくも新しい。

「Who do you love」は4ビート・ジャズのバッキングに、後ろ髪を引かれるスキャット・コーラスが味わい深い。坂本のヴォーカルもサビでファルセットになる瞬間があり感動的だ。

続くラストの「Waikiki Rhythm」はライヴでもお馴染みなナンバーで、坂本を含めた6名によるコーラスが幾度もリフレインされ、ライヴの楽しい雰囲気を聴かせてくれる。

 

ライヴのピースフルなヴァイヴをガラスの小瓶に詰めたこのアルバム、そのコルク栓は是非あなたが抜いて聴いてみて欲しい。

ウチタカヒデ(音楽研究家/WebVANDA)

 

GardenParty – Elekibass

GardenParty – Elekibass from sakamoto on Vimeo.

Weekday – ELEKIBASS feat.THE HOT CHOCOLATIER

Weekday – ELEKIBASS feat.THE HOT CHOCOLATIER from sakamoto on Vimeo.

Elekibass – 星降る夜にきらめいて(STARLIGHT)

Elekibass – 星降る夜にきらめいて(STARLIGHT) from sakamoto on Vimeo.

date: 2016-08-24 | Category: BAND, NEWS | No Comments »

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