ELEKIBASS×空中カメラ ニッチポップ試聴会・後編


 

 

 

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ELEKIBASS サカモトの4枚目 White Plains/MY BABY LOVES LOVIN

サカモト「ザ、ソフトロック!!、僕はポップスの全てが詰まっている気がするんだよね、キャッチーさ、コーラスワーク、ストリングスアレンジ、いわゆるJPOPマナーでもあるしね。レコーディングの価値観とかも本当にど真ん中な価値基準だからね。ちなみに知ってる?ホワイトプレーンズ」

田中中村「知らないっすね」

JP「でも当時の売れ線だったんだろうね」

田中「ラビンスプーンフルとかと近いんですかね?」

サカモトニッチが和製のジャンルであれば、ソフトロックと言う音楽も広い意味でニッチというかな、と思いますので、ニッチ認定でいいかな?笑」

 

 

空中カメラ 中村の4枚目 斉藤和義/COLD TUBE

*該当曲の動画見つからず

中村「デビュー曲が“僕の見たビートルズはTVの中”っていうぐらいなので、ビートルズに影響受けている方ですが、、これはキャリア中盤に出したアルバムで、今作までは「ビートルズ+同時代のJpop」という雰囲気だったんですけど、このアルバムはもっとごちゃごちゃした感じです。」

田中中村が一番中学校の時に影響受けたのは斉藤和義さんかも知れないですね。00年前後、レディオヘッドに代表されるUKポストロックっぽいノイズや、音の奥行き感に注目したサウンドに影響されつつ、根っこのメロディは本国のミュージシャンよりもキャッチー、という感じのアルバムを何組かのバンドが出してて。ミスチル、カーネーション、オリジナルラブ(OLはドラムンベースやBECKかな)、斉藤和義さんがそうなんですけど。なんだかあの感じ好きですね〜。」

中村「あ、この曲のギターとかへなちょこですごい好きなんですよ、あ、こっちの曲はドラムがループで、、このアルバムからファンが別れた気がしますね笑」

JP「和義さんといえば、中村一義さんが、、、あ、それましたね、すいません」

一同(笑)

田中「あ、中村一義さんのファーストも良いですね。むしろ、より「ニッチポップ」かも・・」

 

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ELEKIBASS JPの4枚目 Daniel Johnston/Yip Jump Music

サカモト「中村くんたちは、ダニエルの映画とか見てたりはしないの?」

中村「見てないですね、、知らなかったです」

JP「この人ね、宅録なんだけど、ビートルズ大好きで、一曲目の曲名が”ビートルズ”という曲だったりするの笑。この人は元々カセットテープで出してて、心の病気だったんだけど音楽好きだからカセットテープレコーダーの前でバタバタと弾いてテープを作って、友達に配ってたんだけど、それが評判になって、増産したんだって、でもダニエル、ダビングを知らなくて、一個一個カセットテープレコーダーに向かって毎回録音してたんだって笑」

サカモト「サブカルヒーローみたいになった人なんだけど、心の病がある人で、ジャケットとかも全部自分で書いていて、アウトサイダーアートみたいな、なんか売れる売れないとか関係ないところで作っている感じなんだよね」

JP「一度アメリカで一緒に演奏したんだけど、躁鬱の躁の時は気さくなおっさんなんだけど、鬱の時はもう話しかけられないって感じだったな。お父さんか兄弟がマネージャーで、この人の半生を描いた“悪魔とダニエルジョンストン”って映画があったり、BECKやトムウェイツがこの人をカバーしたカバー集があったりする人なんだよね。いろんな人に愛される人なのかもね。」

 

 

 

空中カメラ 田中の4枚目 Super Furry Animals/HEY! Venus!

田中「後期のアルバムですね。いろんな音楽性を辿り、このアルバムでは割とスタンダードなポップスを鳴らしているんですけど。彼らは90年代ブリットポップのバンドとしてキャリアを始めて割とシンプルなロックからサイケ感を出しつつどんどん曲調がポップで大きい感じになっていって面白いです。その点フレーミングリップスとも共通してますね。

SFAXTCっぽいニューウェイブあり、ビートルズ、ビーチボーイズ由来のサイケポップ感ありで、これは勝手な解釈ですが、後期ムーンライダースも似た印象がありますね〜。ライダーズほど知的(オタク)な感じは無いですけど。音の多さと質感とメロのカワイイ感じがなんとなく似てます。」

JP「このジャケットって日本人の人が描いてるよね?」

田中「田名網敬一さんですね、田名網さんが描いたジャケットを偶然タワレコで見かけて興味を持ちました。」

 

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ELEKIBASS サカモトの5枚目 Chris Montez/THE MORE I SEE YOU CALL ME

サカモト「何よりも、このジャケットのこの顔で、この声、というのが本当にツボでね、顔ジャケっていいよね笑。」

JP「こんな声の人とは思えないね、このジャケットの顔。」

サカモト「これがニッチかどうか、というのがそこまで自分の中でしっかりあるわけではないんだけど、不思議と、このアルバムが10代の頃に出会ってから、ずーっとお気に入りのレコードの一つなんだよね。最近はチェーン喫茶店とかでもソフトロックチャンネルとかあるらしく、このアーティストがかかることがたまにあったりしてね、よくも悪くも、BGMになってて、最近そういうことがいいことなのか、悪いことかわかんなくなってきていて、、日常に溶け込んでいるのがポップ、ポピュラーということか、、」

JP「ラーメン屋でかかっているJAZZとか?」

サカモト「そうそう、そこから考えすぎて、仮にこのサウンドを再現して誰が喜ぶのかな?とか生バンドで僕はこれを見たらすげー楽しいんだけど、他の人はどうなんだろう?喜ぶ人いないこともあるのかな、、、そもそもニッチってものを誰が求めているんだろう?、今回、有名なものだけが面白いわけでなく、ニッチなものの中にもすごい素敵なものがありますよ、というのを紹介できたらという企画なんだけど、、ニッチってものはいらないもの、紹介なんて余計なお世話なのかもしれませんね、、、なんて思ったり、、、」

一同「悲しい結論だ(笑)」

 

 

空中カメラ 中村の5枚目 CINEMA/MOTION PICTURE

中村「松尾清憲さんがデビューしたバンドで、YMO、ムーンライダーズ周辺のバンドで、鈴木慶一さんがプロデュースしたアルバムですね。「電話電話電話」って曲が大好きで、、、、」

サカモトシティーポップマナーな感じだね、しっかりとポップスだね、いいね」

田中「ドラマーは鈴木さえ子さんで(鈴木さんソロも最高です!)。松尾さんのソロがこの後ですね。ブリティッシュポップと当時の流行であるニューウェイブ風味が絡んでる感じですね。」

サカモト「糸井重里さんが作詞とかしているんだね、これはニッチかも」

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ELEKIBASS JPの5枚目 Circulatory System/circulatory system *最初のセレクトはMARSHMALLOW COASTでしたが、流れ上こちらに変更

JP「ジャケットがまず、シンプルにいいよね。ボーカルが描いているんだけど。」

サカモト「Olivia Tremor Controlのメンバーが今やっているバンドで、サイケデリックバンドで、ジョージア州のアセンズのフェスで一緒だったんだけどライブも変わっていて面白いんだよ。」

JP「いわゆるエレファント6(参考:http://www.dommune.com/ele-king/regulars/randomaccessny/001978/)ど真ん中かな、先に紹介されたGorky’s zygotic Mynciのサイケ感とはまたすこし違うサイケで、アセンズって土地柄もあるのかな〜、哀愁が感じられるんだよね。」

サカモト「カンタベリーミュージックシーン(60年代、ROBERT WYATT等を中心とした音楽シーン)とかリアルタイムではないので想像になるけど、アセンズのミュージックシーンの中においてCirculatory Systemは、バンドってよりはコミュニティって感じがして、カンタベリーとかと共通するところがあるんじゃないだろうかね。」

 

 

空中カメラ 田中の5枚目 ホフディラン/Washington,C.D.

田中「中1の頃、エファントカシマシにハマってブックオフで90年代後半のロッキンオンジャパンを買って読んでて偶然ホフディランやコーネリアスも知って。ここから「90sの邦楽おもしろ〜!」となり渋谷系経由でどんどん過去の音楽を聴いたのが、音楽にのめりこむキッカケの1つになりました。

このアルバムは音の質感もいい意味で古くさい処理になっていて曲はキャッチーでベイビーさんと雄飛さんのバランス感もよく楽しいです。アルバムタイトルを始めとするアホアホ&飄々としたユーモア感にも影響受けました。

L-Rと同様、ホフディランはしっかり売れていたので、ニッチと呼ぶのは違うかも知れませんが、この初期の絶妙なセンスはナイス・ニッチだと思います。」

サカモト「雄飛さんとか、ベイビーさんってポップスど真ん中だけど、たしかに、引いてみるとすごいニッチかも。」

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後半、お店の関係上、時間がなくなってしまい、語りつくせぬまま、第一回ニッチポップ友の会、終了いたしました。

単純に好きな音楽をお勧めし合うだけの、男子会ですが、いろんな音楽を知る機会にもなりますのでお勧めです。そして、下記のイベントに遊びに来てさらに語りつくしましょう。

 

web告知用

 

 

2016.04.24.sun 六本木Varit. grand opening party!
“WaikikiRecord presents 「ニッチポップサンデー」”
open/start 18:00/18:30
add/day 2,000/2,500 +1drink
出演:ELEKIBASS/空中カメラ
DJ:JP&sakamoto(ELEKIBASS)/空中クルー(空中カメラ)

チケット
 一般発売e+
六本木VARIT.電話予約3/12(土)~4/23(土)(15:00~20:00)03-6441-0825
メール予約:info@waikikirecord.com
件名を
[ 4/24 六本木Varit.LIVE ]とし、 本文に[お名前/人数/ご連絡先]を記入の上メールしてください。
*件名は上記の通りにご記載下さい。
*キャンセルはお控え下さい。
*WaikikiRecordからの返信にて予約完了となります。
*入場は先着順となりますのでご了承下さい。
date: 2016-04-17 | Category: 対談 | No Comments »

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